オペラ

お客様について

アマチュアの団体でも、「お客様のために」という言葉はよく使われる。単にプロを気取っているだけなのか、ほんとうにお客様のことを考えているのかは人それぞれ、ケースバイケースだと思う。私もよく「お客様のために」と口にしていると思う。 とはいえ私は…

魔笛の公演について

さる1月18日、魔笛の公演が終わった。色々細かいトラブルや問題はあるものの、一応無事に終わったということになるのだろうか・・・ 私自身パパゲーノのような大役で出演させていただくことは初めてなので、今までにないくらいかなり気合を入れて調整をし本…

魔笛の公演について

もっとも重要な近況としては、1月18日(日)に以下の公演に出演いたします。2009年1月18日 魔笛(ピアノ・合奏付き 原語公演) パパゲーノ役にて出演 主催 : 声楽研究会(府中市) 日時 : 2009年1月18日(日) 5時30分開演 場所 : 立川市市民会館 小ホー…

オーディション当日について

いろいろと練習したり試行錯誤の末オーディションの日になってしまった。この日は自宅で軽く発声と練習をしてから会場に向かった。 会場に着くと、男声ソリストのオーディション参加者は3人(しかも全員知り合い)であった。この時点でキャストは確定?(笑…

オーディションに向けての練習について

去る7月9日に、前回椿姫で参加させていただいた団体の次回公演のオーディションがあった。次回公演の演目は「カルメン」であり、自分の勉強目的と男声ソリストの慢性的な不足という実情を踏まえオーディションに参加した。 私はバリトンなので役はエスカミー…

「結婚手形」について

◎昨日、一昨日の記事の続きです。 小一時間ほどで「奥様女中」が終演し、10分のインターバルのあと「結婚手形」が始まる。「奥様女中」が配役3人であるのに対して,こちらは7人。声種もアルト以外はそろっており、オペラらしい賑やかさが引き立っている。 こ…

「奥様女中」について

◎昨日の記事の続きです。 録画も観たことが無いので、音楽も舞台も完全にはじめて観る事になる。対訳を読んでいたことと、公演での字幕がとても見やすく映されており、また内容もとても読みやすい訳であったため、とてもすんなりと理解することができた。 音…

「奥様女中」「結婚手形」(ムジカ・サンタンジェロ公演)について

◎この記事は2007年9月15日に書いています。 オペラ活動を通じての知り合いの方が出演されるとのことで、公演を観にいくことになった。Musica Sant'angelo-Tokyo since1995 – 本格的なclassic音楽を親しみ易く〜★進化する音楽団体★という団体の公演で,ここ最…

チューリッヒ歌劇場来日公演「ばらの騎士」について

※この日の記事は、実際には2007年9月2日に書いております。 話は現在にもどり、時に2007年9月2日。チューリッヒ歌劇場来日公演「ばらの騎士」を観にいった。(http://www.operazurich.jp/) オペラを勉強したての私としては、恥ずかしながら「ばらの騎士」は…

椿姫10 本番のあと

椿姫の本番は終わった。当初誘われるままに深く考えもせず参加した私だが、この半年足らずの間に経験した内容は大変充実したものだったと思う。合唱活動とオペラ活動の間に優劣をつけるつもりはさらさらないが、私がそのまま合唱だけを続けていたとしたら、…

椿姫9 本番について

足掛け5ヶ月練習してきた椿姫もいよいよ本番である。私としては練習で散々歌ってきたジェルモンはもちろん歌わず、マルケーゼだけを歌えばよいので、実は練習やステリハより本番のほうが楽だ。非常に余裕をもって本番を迎えることができたように思う。 合唱…

椿姫7 演出を解釈する、ということについて

前回の立ち稽古の話の続き。私は演技能力に優れているわけでもなく、またマニュアル人間であるため、行き着くところは勉強と研究である。私の担当するマルケーゼ役が一番動く二幕二場のフローラとのからみには、「マルケーゼの浮気を怒ったフローラが、マル…

椿姫6  立ち稽古について

椿姫の練習は一月から立ち稽古に入った。マニュアル人間である私としては、立ち位置や動き、演技などは細かく定義され、指揮者・演出指導担当の方々の指示に従い舞台を作っていくものかと思っていたが、実際にはかなり指示はアバウトで、一人一人のキャスト…

アリアの本番について

有機Gの本番と日を同じくして、先述のフィガロのアリアも本番を歌った。昨年末の混声Rの演奏会でソロを歌わせていただいたりはしたが、純粋にひとりで演奏するソロは久しぶりだ。 イタリア語のアリアを、ステージで歌うためにちゃんと練習したのも初めてだ。…

椿姫5 アリアについて

椿姫の公演とはややはなしがそれるが、今年も混声Rが中心となって運営する内輪向け演奏会に出演する。今年も混声Rは二団体に分かれて演奏するのでそのうちのひとつと、昨年私としてはかなり熱を入れていた少人数男声合唱(以降、有機Gと書きます)、そし…

椿姫4 レチタティーヴォについて

8さんに教わったことでもっとも重要だったことは、「歌う前に、まず歌詞だけを何度も何度も読む」ということだったように思う。イタリア語と内容を単語ごとに理解して読むのがベストだが、そこまでは無理でも文章単位で対訳を理解し、台詞としてある程度自…

椿姫3 人に習う、ということについて

私の本役であるマルケーゼは、ご存知の方も多いと思うが、端役だ。一人で歌うところは11月19日の公演でもやった、唯一の見せ場である2幕2場冒頭部分くらいである。これはもう暗譜が終わっているし、後は大半合唱と同じ、あとは重唱にまぎれて1,2フレーズ…

椿姫2 アンダーについて

毎週1,2回、平日の夜にある椿姫のソリスト練習に参加するようになり一月ほどになるが、不思議なことがひとつある。ソリスト練習といっても本役の歌い手さんがいつもそろうわけではないことは先日も述べたが、とはいえヴィオレッタやアルフレード、ジェル…

椿姫1 ソリスト練習について

突然椿姫に役付きで参加することになった私だが、合唱はともかくオペラの活動はまったくの素人である。もちろん音大出身でもなく、声楽としてきちんと練習したこともない。技術や経験もさることながら、「オペラ業界における一般常識」がまったくないことが…

府中市 ボランティアまつりについて

少し前の話で、話が前後して恐縮だが、11月19日に府中市のボランティアまつりというイベントの一催しに参加してきた。先日の記事に書いたとおりなぜかオペラに出演することになったが、その団体の催しに参加した。 といっても私が練習に行き始めたのは11月7…

オペラについて

突然だが、アマチュアのオペラ公演に役付きで出演することになった。「椿姫」のマルケーゼ役で、思い切り端役だがいちおう役だ。大学時代オペラ系の合唱曲をやっていたり、一度コーラスでオペラに出場したことはあるが、基本として合唱馬鹿の私はオペラに疎い…