「コンクールっていいなあ」発言について


昨日も書いたが、先日のコンクールにおいて僕も以前参加していたとある男声合唱団が金賞を受賞された。僕も自分のことのようにうれしいやら、自分が今、その団に参加していないことが悔やまれるやらで、苦笑いの午後8時な心境だった。


僕が現在最もリスペクトしている合唱仲間であるS君はずっとその団で活動しており、金賞受賞が発表されるとほんとにうれしそうにしていた。普段割りとポーカーフェイス系なひとなので、ほんとにうれしそうなS君がなかなか新鮮だったが、しみじみと「コンクールっていいなあ」と発言されたときには場違いながらもかなりウケてしまった。


というのもここ数年この男声合唱団はコンクールで思うような結果が出せず、そのたびに男声合唱団独特の雰囲気もあり「コンクールくだらねえ」とか「コンクール意味ねえ」とか適当に負け惜しみ系ジョークを飛ばしていたものである。(もちろん本気で思っているわけではなくて、結果はみな真摯に受け止めているし、その後の活動に生かされてきたと思う。あくまでジョークです。)


何を隠そう僕も2年前の県大会でこの団に参加させていただいたときには、「ダメ金」という合唱界ならではの名誉なんだか悔しいんだかどう受け止めていいのか戸惑う賞を受賞し、甘酸っぱい気持ちになったりしたものだ。その際には僕もかなり本気で「ダメ金不要論」などの冗談を語ったりしたものだ。


まあそんなわけでS君がコンクールで良い結果がでるなりがらりとスタンスも表情も変わり「コンクールっていいなあ」としみじみおっしゃったさまがおもしろかった。


昔、ストIIとかをやって勝てないひとが「このゲームつまんねえしくらだらねえ」とか言っていたのが、自分が勝てるようになってくると「ストIIってほんとに奥が深くて知的でよくできたゲームだよね。」とか言い出す場面がフラッシュバックされ、懐かしい気分になったりした。


何はともあれ、金賞受賞おめでとうございます。僕も心からうれしいです。