人間には、できることとできないことがある、ということについて

yamada1642005-01-20



仲の良い友人が生活上の窮地に陥っていて、なんとか手助けできないものかとがんばっていたのだけど、結局助けることができなかった。


僕自身はこれまでの人生において、色々挫折はあったけど、ほんとうに窮地に立たされるということがあまりなかったように思う。そのせいか僕は楽観的な人間で、世の中の大体の問題は解決できると考えている部分がある。(それはこのブログの文章にも顕著に現れているとおもう。)


しかし今回はうまく問題を解決することができなかった。


年齢を重ねるたびに、自分の可能性が狭まっていくように感じてしまうことは寂しいことだけど、裏を返せばそれだけ自分の認識できる世界が広がっているのかもしれない。


果たして僕は、広がっていく自分の世界についていけるだけの力をつけているのだろうか?


昨日の話と若干矛盾するが、世界が広がれば広がるほど、自分自身の能力もより要求されるようになるし、広がった世界で起こるほんとうにいろいろな出来事に耐えていく強さが必要になるのだと思う。


そして、そういう強さを身につけるために僕は音楽をやっているのだと最近は思う。


多様性を伴った強さを身につける、という意味では、合唱音楽は良い場なのかもしれない。もちろん、取り組み方にもよるし、十分条件にはほど遠いものかもしれないが。