KBTさんについて


しかし世の中には、極めてナチュラルなキャラクターというか、物理的年齢は大人でもまるで子供のように自然にひとと接している(ように見える)ひともたまにいる。こういう人はちょっとだらしない感じがするし、幼いというか・・・気が利かないような感じさえある。しかしそういう人に限って、意外と人からは好かれていたりもする。


僕の周りにもそういう人がいて、彼は若干ボケっとしていてあまり深く考えないというか、自分の自然で素直な感情で動いているように見える。「人に嫌われないように」とか「なめられないように」とかいう感覚はほとんどなく、そのため人からはナメられまくっているが、しかし人には好かれている。気が利かないのでそう言う点では使えない人材なのだが(笑)、人間の価値は「使える」「使えない」だけで図れるものではないし、僕も彼のことは好きだ。


見方によれば、それほど苦労というか手間をかけず(失礼。ほんとうはものすごく苦労している方なのかもしれない。いやきっとそうだ。)、人から好かれているということはなかなか美味しい立場のような気もする。僕はどちらかというと、あくせく動くだけ動いてその行動と結果が自分である、という考え方なので、ちょっと疲れているときは彼のような人間が少しうらやましいような気もしてくる。




「ではお前は、彼のような人間に生まれ変わることができるとしたら、
 それを望むのか?」


「フン、まるでそうは思わないがな
 何故かって?・・・プライドがあるからだ」



↑こんな会話をしてみたいな〜などと考えていたら家に着いた。以上。