「団報」について

yamada1642005-02-21



コンクール以来混声合唱Rをお休みしている私に団報が郵送されてきた。これは団員の有志のメンバーが毎月発行しているB4二つ折り両面1Cの刊行物で、毎月の団の活動内容や、会計情報、名物団員(精神的支柱のひと)のアンニュイでパセティックなコラムなどなかなかもりだくさんの内容である。


毎週練習に参加しているときは、まあ、「ふ〜ん」という気持で読み流していたが、自分がお休みを頂戴しているときに突然郵送で送られてくるとこれはかなりインパクトがある。この「団報」を毎月欠かさず発行することも、またそれをお休み中の団員に郵送することも、考えてみれば大変な労力なのである。私は休団するまではこの団報にかかわっている人の労力に敬意をいだきつつもその想像されるあまりの労力から「何もそこまでしなくても・・・」と思っている部分も実はあった。


しかしいざ自分が休団し、団報を送られる立場になってこれを受け取ってみると、やはり何だかうれしいような気がするしまた来月も送って欲しいように思う。合唱団を一度休団してしまうとやはりその精神的距離はどんどん離れていってしまうものだし、だんだん活動の面白さも忘れてしまってなかなか復帰しなくなってしまう場合も多い。


しかしこのように毎月郵送で団報が送られてくると、その都度団での活動や音楽が思い出され、印象を強く残すことが出来るのだと思う。それはRの休団者の復団率の高さに直結しているように思うし、もっと広い視野で見ると結果的には休団-復団を繰り返しやすい環境を作り、いろんなライフスタイルの人が無理せず参加できる環境を整えている役割を果たしているということである。考えてみればこれは社会人合唱団としては非常に重要なことだ。


地道ながらもこういった手間を丁寧にかけてくれる人たちがいるということは、団にとっては大変な宝なのだと改めて思った。