自分よりもはるかにレベルの高い人に揉まれる、ということについて


ここのところ、10コイン連投は日常化しつつあり、なんだか負けクセがついているような気もするが、それでもやはり技術が卓越した相手との対戦は私のファイトをも向上させる。MOREトップレベルの方々との差はまだまだ縮まらないが、2ndレベルの方々との勝率は目に見えて上がっている。


あらゆる技術・能力の習得において、自分よりもレベルの高い人と練習したほうが向上も早い。レベル差がありすぎると、逆に手も足も出ずまったく能力の向上につながらないという考えもあるが、私はそうは考えない。どうせ練習するのならば、可能な限りレベルの高い人と練習したほうがよい。


ただ、レベル差がありすぎる場合、レベルの低い側の人間はそれだけ心理的・精神的な負担を強く感じてしまうのも事実である。敗北感、劣等感、自身喪失・・・・それらの弱い心を強力な精神(それは勝利へのハングリーさ、執念といっても良いかもしれない)でねじ伏せ、ばねにすることで初めて飛躍の可能性があるのであろう。


このへんの能力開発についての一般論は、何もストIIに限らず合唱においてもまったく同じことが言えると思う。歌には「自己の露出」という色彩が強く含まれているため、自分よりもレベルの高い人たちの前で歌うときの劣等感や自身喪失はゲーム以上に強力なものがあるが、だからこそなおさらそれを乗り越えたときの向上には弾みがつくのであろう。