当日の他団の演奏について


今回の本番は正しくはJCDA合唱フェスティバル全三日間のうちの1日目、さらにその中の一部門で、「集まれ!歌おう!我ら男声合唱団! リーダーシャッツ21男声合唱篇出版記念」という内容だ。


そんなわけで東京およびその近郊?の男声合唱団が集まって順に演奏をする形式であった。僕はもともと男声合唱の人なので、このイベントはすごく楽しみだったし、またこういう男声合唱の一大イベントに参加できることに大変な喜びを感じていたし、いろいろな男声合唱の演奏を聞けることも大変楽しみだった。


しかし反面、「東京の男声合唱団といえば基本的にオジサン合唱団だ」という認識もあり、本当に演奏がすばらしいという意味で楽しめる団体は2,3団体か・・・などと冷静な推測もしていた。


人の好みをどうこう言うつもりは全くないのだけど、僕個人の音楽の好みとしてはこのブログでも数回触れられているとおりである。つまり基本的にはノンビブラートで、きれいな音程、そろったリズムとテンポによる整った音楽が好きだ。その中で音楽表現をしてほしい。


なのでよく年配の男声合唱団に見受けられる激しいビブラートや幅のある音程はあまり好きではない。でもこれは演奏する曲にもよるし、必ずしもきれいな音程だけが要求されるわけではない曲もあると思う。このあたりのニュアンスは4月24日の記事に詳しい。(2005-04-24 - やまだひろしの合唱ダイアリー


いろいろな期待と不安を胸に、本番が始まった。


他団体の演奏で僕がとても楽しめたのは2団体だった。ひとつは「早稲田大学コール・フリューゲル(http://www.geocities.co.jp/MusicHall-Horn/2838/)」さん。早稲田の男声合唱といえば早稲田大学グリークラブが有名で、僕も学生時代何度か本番をごいっしょさせていただいたものだが、その早稲グリではなくコールフリューゲルさんだった。早稲グリや近年の大学男声合唱の文化を考えると、なんとなく理解できる話だ(笑)この話は別の話なのでまたそのうち書きます。