関東大会の当日について


大会の当日は9時過ぎに起床し、10時から直前練習を行った。前泊のメンバーと当日入りのメンバーがいたが、残念なことに当日入りのメンバーの何人かは遅刻をしてきた。中には1時間近く遅刻をしてきたメンバーもいた。僕も遅刻は多いほうなのであまり文句を言える立場ではないが、それでも本番の日の遅刻は極力避けたい。それは当日の全体のテンションや演奏に大きな影響を与えると思う。目には見えないし確認することはできないが。


直前練習は午前中であったことや慣れない練習室であったことなどもあり、まあまずまずというところだったように思う。男声なので、特に午前中の音程が悪いが、いまさら気にしすぎてどうにかなるものでもないだろう。


会場は大きくて立派だったが、明らかに合唱の演奏を想定したホールではなかった。おそらくオーケストラや管楽器の演奏を想定したホールだろう。ホールの響きがデッドであることを男声合唱は嫌う。それは男声Fについても同じだ。しかし他の団体も条件は同じであるので、あまり深く考えても仕方がない。


控え室で着替え、会場での直前リハーサルを行う。僕はこれまでいろいろなコンクールや合同演奏会などに出演してきたが、リハーサルや控え室の設備は僕が経験した本番の中ではもっともよかったように思う。特に本番直前リハが終わってから、本番までの間しばし待つ控え室に温かいお茶などが用意されていたことには感動した。会場の響きはともかく、「よい演奏をするための心遣い」のようなものを感じる。