声が、自分の身体が楽器である、ということについて


このことをさらに掘り下げて考えてみると、いわば歌を志すものにとっては既に日常のすべてが演奏なのかもしれない。当分練習や演奏の予定がない場合ならまだしも、定期的に練習・本番を繰り返すアマチュア合唱演奏者としては、毎日の自分の身体の使い方・管理が自分の声の状態に与える影響を常に意識している必要があるのかもしれない。


つまり、すでに我々の生活や人生そのものが大きな意味での演奏なのである。それも単に精神論的な意味ではなく、声の維持という極めて技術的な段階においてもそうであるということを認識することも大事なのだと思った。


このようなことを自然に考えてしまうということは、やはり今回のコンクールにむけて自分の精神状態もかつてないほどに本気になりつつあるということなのだと思う。精神状態の管理まで含めて、肉体管理を一週間きっちりやっていきたい。