病院について


僕はもともと医者や病院が嫌いなほうだ。理由はこの映画で語られている内容とほぼ同じだ。医者も病院も、お金を詰まれなければ重傷の患者でも見殺しにするのは、アメリカも日本も同じだ。世界共通かもしれない。


もちろんこれは極論で、善良な病院や医師も世の中にはたくさんいるかもしれないし、また医者ひとりひとりももちろん悪人というわけではないと思う。僕も自分が医者だったら、やはりお金をたくさん積む人を優先して治療するかもしれない。


それでもやはり、重症の患者に対しお金がないという理由で最善の治療を施さないということには強く違和感を感じる。


この映画の中でも「人は死ぬものだ」というセリフが出てくる。だから死ぬときはそれを受け入れろと。一見正論のようだが、それは生きることに全力を尽くした結果として言う話であって、最善を尽くす前に言う台詞ではないだろう。


この問題はかなり根が深いし、単純に結論付けることは難しいのでこのへんにしておきます。何を言いたかったかというと、僕はどちらかというと「医師や病院がお金を理由にベストを尽くさない」という事態は大嫌いである、ということだ。