アイスコーヒーについて


アイスコーヒーが好きでよく飲む。たいていは近所のスーパーで、900ml入りのブラックのものを買ってきて水で薄めて氷を入れて飲んでいる。アメリカンが好きなのだ。


しかし暑さのせいか、ここ数日体調をくずしていたせいか今日は無性に苦いアイスコーヒーを飲みたくなった。見るとたまたまアイスコーヒーのボトルも切れていたので、久しぶりに自分でコーヒーを淹れることにした。


5杯分のコーヒー粉に4杯分の水を仕掛けコーヒーメーカーにかける。大量に氷を入れてしまっては苦味が飛んでしまうので、淹れたコーヒーをまず今日飲んだほうじ茶のボトル缶に移す。それから金属製の小ぶりで高さのある縦長のボールを用意し、大量の氷を敷き詰める。


氷の中に入れたてのホットコーヒーをつめたボトル缶を沈め、若干冷水を流しボトル缶を浸す。そのまま1時間ほど待つと、程よく冷えた純粋のアイスコーヒーができる。


昔、恵比寿のこじゃれた喫茶店のカウンターでアイスコーヒーを飲んだとき、店の人がこれに近い手順を実演しており、「アイスコーヒーほど作るのに手間がかかるメニューはない」といっていたのを思い出す。


出来上がったアイスコーヒーをグラスに移し、冷やすためというよりも演出のために少し氷を入れる。深い苦味と豊かなアロマが香るアイスコーヒーに出来上がっていた。