新宿の冒険について


X-MANIA外伝のDVD以来、またストII熱が高まっており、しばしば新宿MOREに通っている。


今日仕事帰りにMOREで戦っていたらしつこいNガイルの人に捕まった。僕は最近Xリュウを練習しているが、まだまだペーペーで相手がNガイルということもあり1勝6敗くらいしかできない。


それはそれでいいのだが、相手の人はそんなに実力差があるのにたまに僕が勝っても容赦なくNガイルで入ってくるのには辟易した。さすがに今の僕では無理だろうと思い10敗目くらいでメインのXベガに切り替えた。


すると形勢が逆転し、今度は僕が10勝くらいした。NガイルーXベガでもかなりNガイル有利だが、そこは僕のXベガ性能で軽くあしらってなんとなく愉快な心持でいると、ついに相手のひとはDベガを投入してきた。


さすがにDベガ戦は緊張したが、それでもまだ僕のXベガ性能が勝りなかなか良い展開で制することができた。ところが試合が終了するなり反対側から「ガン」と台を度つく音が聞こえたのには驚いた。ちょっとビビりつつも、新宿のゲーセンでケンカが起こるはずもないのでそのままゲームを続行した。


すると隣の台でプレイしていた人が「あっちかなりどついとんなあ、あんなクソみたいなキャラ(Nガイル、Dベガ)ばかり使いよって、こっちがどつきたくなるよなあ」と声をかけてきた。見るといつの間にか、僕も過去何度も対戦している神プレイヤーの人が隣の台でプレイしていたようで、僕の対戦や相手のひとのやり方を見ていたらしい。その人とは僕も幾度となく対戦してはかなり負けこんでいて(大体1勝10敗。もっとか?)そんなえらい人に声をかけてもらったのがうれしかった。その人のその会話がきっかけになって、しばらくプレイしながら話をした。


その人は当然のように連勝を重ねていて、僕は僕でそこそこ連勝してはたまに負けて連コイン、という雰囲気で、しばらく二人で並んでプレイしていた。僕はほとんどベガで、彼のメインキャラもベガということで、プレイの節々でピンポイントアドバイスをしてくれた。


僕はここ10年くらいほとんど一人でストIIをやっており、自分のプレイについて誰かと話したりアドバイスをもらったりすることが本当に久しぶりだったので、とても懐かしい気持ちになった。またその人も神プレイヤーの方なので、アドバイスがいちいち的を得ていて僕に何が足りないのかを的確に指摘してくれたのには本当に感動した。


そのアドバイスのひとつは、僕は飛び込み連続技としてここ10年来「J大K→立小K×2→ダブルニー」を使っていたが、「二回目の小Kをしゃがみ中Kにしたほうがよい」というものだった。なんとなく周りのうまいベガがその連続技を使っていることは知ってはいたが、特に不便も感じなかったので僕は採用していなかった技だ。しかし彼は「絶対中Kにしたほうが良い」といい、それによりピヨリ値が上がること、下段と投げの二択になることなどを対戦プレイの合間を縫って丁寧に説明してくれた。