ライブについて


ライブは、最高だった。


稲葉さんの声の調子もすこぶる良く、演奏もほとんど乱れがない。曲目は当然the Circleの曲が中心になるのだが、私はこのアルバムの楽曲ほとんど全て好きというか自分自身楽しめるので、聞いていて非常に聞き応えがある。


またロックのライブといえば、曲に合わせて「Hey!!」とか「Year!!!」とか、また曲の合いの手(Juiceの‘Baby It’s Alright!’とか)を叫んだりするのが醍醐味なわけだが、周りの客にも恵まれ(もちろん私もかなりリードしたつもりだが)私の席の周りはかなり熱く盛り上がっていた。


さらに定番である曲に合わせて手を突き出したり振ったりするアクションについても、我々の目の前にはおあつらえ向きのファール避けネットがあったため、これをつかむの殴るのやりたい放題で、遠くから見たら網に閉じ込められた囚人が「出してくれ〜」ともがいている様のように見えたかも知れぬ。とにかく最高の席だった。


楽曲のチョイスもきわめて観客の盛り上がりを意識したものになっており、また2,3曲おきに入る稲葉さんのMCが超面白い。若いころのイケイケ調子も好きだが、最近はちょっとオジサンくさい感じになっており、そこがまた面白い。


最高の流れでライブは進行し、アンコールの最後の最後まで最高にヒートアップした内容だった。大型の音楽演奏のパフォーマンスとしては間違いなく最高のレベルのものだったと思う。


終焉後、最高の気分でホヤ師と新宿まで帰りイタリアントマトでお茶した。しばらくしたら突然急激なバテ感に襲われた。そのときまで、自分がかなり寝不足のグロッキー状態であることをすっかり忘れてしまっていた。そのくらい何もかもを凌駕した巣晴らしいライブだった。