ソロの練習について


昨日の記事に、ソロのこととその練習のことを書いたが、そのことについてもう少し書く。


ソロの練習で重要なのは、「本気の声で歌う」ことだと僕は考えている。もちろんそれ以前に音取りや巣読みが必要なわけだが、本質的に重要なのは「声を作る」ことだろう。


そのためには自分の家で夜小声でこそこそ歌うようなことは逆効果であり、気兼ねなく声を出せる場所を確保し、しっかりと歌うことがなによりも基本になる。


そしてもうひとつ、ある程度定期的に練習をすることだ。発声の半分は肉体的な技術であり、反復練習により身につく部分がある。そして反復する間隔は一定程度以上開いてしまってはいけない。


僕の考えでは、その間隔とは中1,2日だと思う。つまり、週1回の練習ではなかなか「声を作る」「声を練る」というところまでいかない。歌いまわしや、音程のとり方、あるいは脱力系の発声技術は週1回の練習でもある程度身につくが、ソロを歌いこなすための存在感のある声をきちんと練り上げていくにはそれ相応の練習が必要であろう。