学歴について


なかなか進まない練習。恐る恐る指揮者の先生に、「僕はただのサラリーマンなんですが、こんな役をお受けしてしまってよいのでしょうか?」と聞いてみる。すると指揮者の先生は「そういうひとはたくさんいますから」となんでもないことのようにおっしゃる。「いや、普通の大学しかいっていない普通のサラリーマンなんですが(音大卒ではない!)」と申し上げると、「学歴のことは言うのはやめましょう」といわれる。学歴、学歴・・・学歴ってそういう意味の言葉だっただろうか・・・


とにかくつたない僕の歌唱にも辛抱強く付き合ってくださった指揮者の先生は、僕がお受けしても良いとおっしゃるので、ここまできたらと快く引き受けることにした。自分自身の練習になる、自分自身の楽しみになるという意味では、僕にとっては願っても無い話なのだ。周りの人に迷惑をかけるというか、それで全体としていいのかどうか気がかりだが、指揮者の先生が良いとおっしゃるのだから深くは追求しないことにする。


混声Rでもソロを歌うわけだし、ここ数年合唱の発声ばかり追及してきたがそれにも限界を感じており、このへんで一度ソロの発声を勉強するのも良いかもしれない。練習すればするほど、練習することが増えていくような気がしてきりがないが、それがまたおもしろいところでもあるのだ。