第2ステージについて


2ステージはいわゆる「お楽しみステージ」的な位置づけで、プログラムにも曲目を載せず何が出るかお楽しみ!という方法を取った。しかしさすがに唐突過ぎるため、ステージの冒頭と2曲おきに団員によるMCをいれ、また15回記念ということもあり曲の紹介と合わせて団のことや過去の活動を紹介した。このMCはアンケート上は不評で、「長い」「多い」「曲目の説明以外は不要」という意見があった。しかし記入しているひとは一部で、おそらく合唱好きの方の意見ではないかと思われる。(僕も自分が客席で聞いていたら、そのようなことを書くと思う。)


このMCの意味は、「団の活動を紹介する」「団の実態や個性を少し伝える」といったことだと思う。合唱団の特徴のひとつに「匿名性」があると私は考えていて、つまりある合唱団の演奏を聞いているとき、聞いている側は当然「ひとつの集合」として団を認識しており、メンバー一人ひとりのパーソナリティはほとんど認識していないように思う。(ソロなどがあれば別だが。)それはそれで良いというか当然なのだが、混声Rは非常に多様なメンバーを抱える団なので、そのことをアピールするのも良いのではないかという考えがひとつあった。またもうひとつは、はっきり言って団員の自己満足である。15回記念ということもあり、活動の長いメンバーに何かの役割を担って欲しかったのだ。


この考え方自体はまあありかな、と演奏会終了後の今でも思うが、それを実現する「ステージ中のMC」とその内容については、もう少し検討の余地があったのかもしれない。アンケートの結果からそう感じた。次回があったら、もう少しうまくやってみよう。


ちなみにMC以外の演出として、2ステージ最後の曲の「VACATION」の演奏に合わせて、「混声R Kids」と称して幼稚園児の女の子7人に登場してもらい、ボンボンを持って踊ってもらうというものがあったが、こちらはMCと違ってものすごく好評であった。意義、という意味で言うと深いものはおそらく無く、ただ楽しいから、ということだと思うのだが、やはり子供による演出パワーは反則級のようで(笑)大好評に終わった。一切の手配をしきていただいたソプラノのIさん本当にお疲れ様でした!