第3ステージについて


3ステージは、小川淳子先生作詞、車川知寿子先生( http://www.daion.ac.jp/univ_intro/kyouin/teacher2/1-16sol/kurumagawa-chizuko.html )作曲による、「混声合唱組曲 星の冠」という曲を改訂版初演にて演奏した。この曲は昨年一度、初演として演奏された曲だが、作曲家の意向により改定がなされ、その話を混声Rが頂戴したというものだ。


改訂版であろうがなんであろうが初演は初演なので、今回の目玉であると同時に他のステージとは違ってきわめて責任のあるステージである。曲そのものの詳しい説明は追ってアップするとして、ここではステージの流れを中心に書く。


この曲は星座「冠座」と、それにまつわるギリシャ神話をモチーフにした物語仕立ての叙事詩5編による組曲である。具体的で明確なストーリーがあり、それを追って曲が続いていく。あるアンケートには「ミニ・オペラのよう」と書かれていたが、まさにそのようなタイプの曲だ。


アンケートを読む限り、このステージは曲も演奏もおおむね好評であった。またこの曲は2人の主人公がソロとして登場するのだが、混声Rのメンバーである「おっつ」氏の大変な貢献によりソリストにかなり本格的な衣装を用意することができた。これもとても好評であった。


演奏以外の面で苦労したことは、本番直前(1週間くらい前だろうか?)に、指揮者と一部のメンバーから「本番のステージ上に、冠座の電飾を作成し設置したい」という案が発案されたことだ。このような演出に混声Rはおそらく不慣れで、手探り状態でしかもきわめて短時間に電飾を作成し、本番当日の配線や設置にも非常に骨を折ったが、何とか形になるものに仕上がったのは奇跡に近い。


演奏ももちろん最高というわけではないが、一年間良く練習し、本番もよい状態で臨めたこともあり、今の混声Rの実力からすれば良い演奏ができたのではないかと思われる。