引出物について

yamada1642006-08-21



職業柄、人から引出物について相談を受けることはよくある。もちろん、仕事で扱う場合もある。冠婚葬祭は万一不快な思いをされてしまうと一生忘れないものだが、それでいて地域や人によって文化やこだわりポイント・地雷ポイントも違う。人の相談に乗るときには細心の注意を払って行うのが常だ。


よく、「正しいやり方」「やってはいけないやり方」などを聞かれるが、これも個人差・地域差が結構ある。明らかな間違いはわかるが、そこから先はなんともいえない場合が多い。しかしながら、やはり人の相談に乗るときには「極力間違いでないもの・やり方」を提案せざるを得ない。


そんなわけで私も引出物についてはある程度の知識を有しているつもりだったが、いざ自分の結婚式の引出物を選ぶとなると、意外と「保守的な」知識しかもっていないことに気が付いた。


本来、お越しいただいた方に感謝の意を表するため、あるいは喜んでいただくために用意するのが引出物であろう。しかしながら実際に考えてみると「喜んでもらう」よりも「不愉快な思いをさせない」「嫌がられない」「怒られない」という思考につい偏ってしまうというわけだ。


また人に相談されれば「無難なもの」として「カタログギフト」をついつい薦めてしまう私だが、やはり仕事柄自分の結婚式でも「カタログギフト」では格好がつかないし、個人的にはあまり好きではない。やはりモノが良い。


多くのお客様に多くの商品をお勧めしてきているわけだから、自分自身に対してもきちんと納得できる商品を提案してみたいという気持ちもある。時間はあまりないが、ひとつ考えてみることにしよう。


(つづく)