2006-01-01から1年間の記事一覧

椿姫8 ステリハについて

本番を一週間後に控えて、本番のホールでの練習があった。ここまでの練習で私も少しはオペラに慣れてきて、マルケーゼは大方歌えるようになった。ここ1,2ヶ月はむしろアンダーのジェルモンを歌わせていただくことが大いに練習になった。 ジェルモンといっ…

合唱とオペラの練習の違いについて

この、「その気持ちがわかってくる」という状態は、合唱の練習ではあまり発生しないように思う。「楽譜と指揮者の指導はすべて正しい」という前提に基づいて練習する習慣が根付いているからだろうか。もちろん合唱練習をする上では、楽譜と指揮者を無視する…

椿姫7 演出を解釈する、ということについて

前回の立ち稽古の話の続き。私は演技能力に優れているわけでもなく、またマニュアル人間であるため、行き着くところは勉強と研究である。私の担当するマルケーゼ役が一番動く二幕二場のフローラとのからみには、「マルケーゼの浮気を怒ったフローラが、マル…

椿姫6  立ち稽古について

椿姫の練習は一月から立ち稽古に入った。マニュアル人間である私としては、立ち位置や動き、演技などは細かく定義され、指揮者・演出指導担当の方々の指示に従い舞台を作っていくものかと思っていたが、実際にはかなり指示はアバウトで、一人一人のキャスト…

アリアの本番について

有機Gの本番と日を同じくして、先述のフィガロのアリアも本番を歌った。昨年末の混声Rの演奏会でソロを歌わせていただいたりはしたが、純粋にひとりで演奏するソロは久しぶりだ。 イタリア語のアリアを、ステージで歌うためにちゃんと練習したのも初めてだ。…

有機Gの練習と本番について

椿姫、フィガロのアリア、有機Gの活動が折り重なり多忙を極める毎日。椿姫の練習において相当程度8さんと仲がよくなっていた私は、彼女に有機Gの練習の世話を頼んだ。具体的にはピアノをひいてもらうことと、音のずれなど音程を中心にワンポイントアドバイ…

近況について

(この記事は2006年12月9日のものです) 話が完全に分断されるが、リアルタイムな話題。今年1月の有機Gは1月の本番を終えたあと、大変な難局を迎えつつも数度の本番を終え、そしてその活動を休止せざるを得ない事態になった。その間の波乱については、1月15…

今年の有機Gについて

椿とは完全にはなしがそれるが、1月29日の演奏会に向けて有機Gも始動しているのでその内容を記す。 昨年の内容は http://d.hatena.ne.jp/yamada164/20041227 や http://d.hatena.ne.jp/yamada164/20050123#p3 その他この近辺の記事に詳しいので、ご興味の方…

椿姫5 アリアについて

椿姫の公演とはややはなしがそれるが、今年も混声Rが中心となって運営する内輪向け演奏会に出演する。今年も混声Rは二団体に分かれて演奏するのでそのうちのひとつと、昨年私としてはかなり熱を入れていた少人数男声合唱(以降、有機Gと書きます)、そし…

椿姫4 レチタティーヴォについて

8さんに教わったことでもっとも重要だったことは、「歌う前に、まず歌詞だけを何度も何度も読む」ということだったように思う。イタリア語と内容を単語ごとに理解して読むのがベストだが、そこまでは無理でも文章単位で対訳を理解し、台詞としてある程度自…