チューリッヒ歌劇場来日公演「ばらの騎士」について

※この日の記事は、実際には2007年9月2日に書いております。 話は現在にもどり、時に2007年9月2日。チューリッヒ歌劇場来日公演「ばらの騎士」を観にいった。(http://www.operazurich.jp/) オペラを勉強したての私としては、恥ずかしながら「ばらの騎士」は…

結婚式場について

6月に見学に行ったのは3ヶ所で、1つは格安で結婚式が挙げられるという「ブレスアスオール」(家族だけの少人数結婚式はホテルウエディング|BUA東京 大阪)というところだった。挙式だけであれば5万円で上げられるという破格っぷりだが、私自身は世の結婚ビジ…

2006年6月ころの生活について

回想録続き。両親の挨拶も無事に済み、僕達は結婚に向けていろいろ具体的に検討する段階になった。結婚式の時期としては、彼女の妹さんの結婚が10月に予定されていたため、その付近は避けるべきであること、また彼女の家族は大阪におり、結婚式は東京で行う…

両家の挨拶について

引き続き回想録。彼女との付き合いは結婚することが前提のため、双方の親同士の挨拶というか顔合わせをとり行う。双方の家ともそれほど堅苦しいとう風でもなく、また私達自身もそんなに形式ばったことを好むわけでもない。新宿のホテルで昼食会を行い、それ…

話がこじれる、ということについて

1.このころ私は8月の資格試験に向けての勉強のため混声Rを休団していた。しかしそれに先立って7月の有機Gの本番のお誘いがあり、この活動だけならだいじょうぶかな?という計算と、私の都合で私が立ち上げている有機Gの活動を止めるのもメンバーに対して大変…

有機Gについて

引き続き回想録。二日前の日記にもあるとおり、このころ少人数男声合唱活動である有機Gは7月に予定されていた本番に向けて練習していた。今まで混声Rの内部的イベントしか活動の場がなかったが、そろそろ外に出て別のところで活動したいと思っていたところに…

帰省について

回想録である。帰省といっても私のではなく、恋人の帰省だ。ゴールデンウィークに恋人の実家である大阪府河内長野市に行った。 愛車のセリカで午後10時ころ高井戸インターにのり、ひたすら高速を走る。大阪に着いたのは翌朝の午前6時ころ。微妙な時間で困り…

2006年4月ころの生活について

回想録である。このころの私の生活はそれまでとは若干違ってきていた。まず、長年熱心に参加した混声Rの活動にほとんど参加しなくなっていた。これは、主として中小企業診断士の試験勉強のためであり、また実家を離れ恋人といっしょに住んでいたこともある。…

椿姫10 本番のあと

椿姫の本番は終わった。当初誘われるままに深く考えもせず参加した私だが、この半年足らずの間に経験した内容は大変充実したものだったと思う。合唱活動とオペラ活動の間に優劣をつけるつもりはさらさらないが、私がそのまま合唱だけを続けていたとしたら、…

椿姫9 本番について

足掛け5ヶ月練習してきた椿姫もいよいよ本番である。私としては練習で散々歌ってきたジェルモンはもちろん歌わず、マルケーゼだけを歌えばよいので、実は練習やステリハより本番のほうが楽だ。非常に余裕をもって本番を迎えることができたように思う。 合唱…

椿姫8 ステリハについて

本番を一週間後に控えて、本番のホールでの練習があった。ここまでの練習で私も少しはオペラに慣れてきて、マルケーゼは大方歌えるようになった。ここ1,2ヶ月はむしろアンダーのジェルモンを歌わせていただくことが大いに練習になった。 ジェルモンといっ…

合唱とオペラの練習の違いについて

この、「その気持ちがわかってくる」という状態は、合唱の練習ではあまり発生しないように思う。「楽譜と指揮者の指導はすべて正しい」という前提に基づいて練習する習慣が根付いているからだろうか。もちろん合唱練習をする上では、楽譜と指揮者を無視する…

椿姫7 演出を解釈する、ということについて

前回の立ち稽古の話の続き。私は演技能力に優れているわけでもなく、またマニュアル人間であるため、行き着くところは勉強と研究である。私の担当するマルケーゼ役が一番動く二幕二場のフローラとのからみには、「マルケーゼの浮気を怒ったフローラが、マル…

椿姫6  立ち稽古について

椿姫の練習は一月から立ち稽古に入った。マニュアル人間である私としては、立ち位置や動き、演技などは細かく定義され、指揮者・演出指導担当の方々の指示に従い舞台を作っていくものかと思っていたが、実際にはかなり指示はアバウトで、一人一人のキャスト…

アリアの本番について

有機Gの本番と日を同じくして、先述のフィガロのアリアも本番を歌った。昨年末の混声Rの演奏会でソロを歌わせていただいたりはしたが、純粋にひとりで演奏するソロは久しぶりだ。 イタリア語のアリアを、ステージで歌うためにちゃんと練習したのも初めてだ。…

有機Gの練習と本番について

椿姫、フィガロのアリア、有機Gの活動が折り重なり多忙を極める毎日。椿姫の練習において相当程度8さんと仲がよくなっていた私は、彼女に有機Gの練習の世話を頼んだ。具体的にはピアノをひいてもらうことと、音のずれなど音程を中心にワンポイントアドバイ…

近況について

(この記事は2006年12月9日のものです) 話が完全に分断されるが、リアルタイムな話題。今年1月の有機Gは1月の本番を終えたあと、大変な難局を迎えつつも数度の本番を終え、そしてその活動を休止せざるを得ない事態になった。その間の波乱については、1月15…

今年の有機Gについて

椿とは完全にはなしがそれるが、1月29日の演奏会に向けて有機Gも始動しているのでその内容を記す。 昨年の内容は http://d.hatena.ne.jp/yamada164/20041227 や http://d.hatena.ne.jp/yamada164/20050123#p3 その他この近辺の記事に詳しいので、ご興味の方…

椿姫5 アリアについて

椿姫の公演とはややはなしがそれるが、今年も混声Rが中心となって運営する内輪向け演奏会に出演する。今年も混声Rは二団体に分かれて演奏するのでそのうちのひとつと、昨年私としてはかなり熱を入れていた少人数男声合唱(以降、有機Gと書きます)、そし…

椿姫4 レチタティーヴォについて

8さんに教わったことでもっとも重要だったことは、「歌う前に、まず歌詞だけを何度も何度も読む」ということだったように思う。イタリア語と内容を単語ごとに理解して読むのがベストだが、そこまでは無理でも文章単位で対訳を理解し、台詞としてある程度自…

椿姫3 人に習う、ということについて

私の本役であるマルケーゼは、ご存知の方も多いと思うが、端役だ。一人で歌うところは11月19日の公演でもやった、唯一の見せ場である2幕2場冒頭部分くらいである。これはもう暗譜が終わっているし、後は大半合唱と同じ、あとは重唱にまぎれて1,2フレーズ…

椿姫2 アンダーについて

毎週1,2回、平日の夜にある椿姫のソリスト練習に参加するようになり一月ほどになるが、不思議なことがひとつある。ソリスト練習といっても本役の歌い手さんがいつもそろうわけではないことは先日も述べたが、とはいえヴィオレッタやアルフレード、ジェル…

椿姫1 ソリスト練習について

突然椿姫に役付きで参加することになった私だが、合唱はともかくオペラの活動はまったくの素人である。もちろん音大出身でもなく、声楽としてきちんと練習したこともない。技術や経験もさることながら、「オペラ業界における一般常識」がまったくないことが…

(この記事は2006年5月9日に書いています) ここしばらく執筆がとどこっている合唱ダイアリーですが(2006年5月9日現在)、形にとらわれず時間があるときに少しずつ書いていくつもりです。 過去のブログに「オペラ出ます!」という記事を書かせていただきま…

府中市 ボランティアまつりについて

少し前の話で、話が前後して恐縮だが、11月19日に府中市のボランティアまつりというイベントの一催しに参加してきた。先日の記事に書いたとおりなぜかオペラに出演することになったが、その団体の催しに参加した。 といっても私が練習に行き始めたのは11月7…

ソロについて

昨日の記事にあるとおり、今回の演奏会では「星の冠」という混声合唱組曲を初演したが、その中には二人のソロが登場する。この組曲そのものが、ギリシャ神話の「アリアドネとバッカス」の話をモチーフにしており、二人の出会いからストーリーが始まるという…

前の更新から随分時間が経ってしまったが、演奏会のことにつていちょっとだけ続きを書きます。

アンコールについて

プログラム終了後のアンコールは3曲であった。木下牧子先生の「鴎」、新実徳英先生の「わらべが丘」、そしてなんと、小川・車川両先生に混声Rの団歌をこのたび書き下ろしていただき、その曲を最後に演奏して終演となった。 僕個人はあまり長いアンコールは…